全国の活火山の火山情報

2017年12月8日 16:00発表

火山の状況に関する解説情報 第16号

気象庁本庁/気象庁地震火山部

火山名 全国の活火山 火山の状況に関する解説情報

本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(平成29年11月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

火山の活動状況など

 霧島山(新燃岳)では、25日から29日にかけて火山性微動が数回観測され、その後火山性地震がやや増加するなど、火山活動がやや高まった状態が続いています。GNSS連続観測では、7月頃からみられていた霧島山を挟む基線での伸びは一時停滞していましたが、10月末以降再び伸びがみられ、霧島山の深い場所でマグマが蓄積されていると考えられますので、火山活動に注意が必要です。弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があるため、火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 桜島の南岳山頂火口では、噴火が5回発生しました。昭和火口では、噴火が1回発生しました。姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給が継続しており、今後も噴火活動が継続すると考えられます。昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 口永良部島では、火山性地震が概ね多い状態で経過し、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は2014年8月の噴火前よりもやや多い状態で経過していることから、引き続き噴火の可能性があります。新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。
 西之島では、噴火活動が2013年から2015年まで継続した後、休止期間を挟んで2017年4月に再開した経緯を踏まえると、今後も噴火が再開する可能性が考えられます。火口から概ね1.5kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 浅間山では、山頂火口直下のごく浅い所を震源とする体に感じない火山性地震の活動が2015年4月頃から高まった状態で経過するなど、火山活動はやや活発な状態で経過しています。今後も火口周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性がありますので、山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 諏訪之瀬島の御岳火口では、爆発的噴火が5回発生するなど、活発な火山活動が継続しました。今後も火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生すると予想されますので、火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 北海道駒ヶ岳では26日に火山性地震がやや増加しました。その後地震回数は概ね少ない状態で経過していますが、引き続き火山活動の推移に留意してください。
 白山では29日に火山性地震が増加しました。その後地震回数は少ない状態で経過していますが、引き続き活火山であることに留意してください。

 その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

全国の活火山の過去の火山情報

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