2023年3月28日 16:10発表
火山の状況に関する解説情報 第006号
福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
新燃岳では、1月以降火口直下を震源とする火山性地震の一時的な増加が時々みられており、3月22日以降やや多い状態となっていますが、さらなる活発化は認められません。 GNSS連続観測において、昨年(2022年)11月頃から、霧島山を挟む基線において、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる伸びが認められます。 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内及び西側斜面割れ目付近の噴気の状況に特段の変化は認められません。 27日からの火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。 火山性地震 3月27日 13回 28日15時まで 1回
活火山であることから、新燃岳火口内、火口縁及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します
(C)日本気象協会