2023年2月15日 22:10発表
火山の状況に関する解説情報 第012号
福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、本日(15日)21時31分の爆発に伴い、大きな噴石が火口中心から約900mまで達しました。今後、火口中心から1km付近まで噴石を飛散させる噴火が発生するなど、火山活動がさらに高まった場合は、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げる可能性があります。
諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、噴火活動が活発となっています。 本日21時31分の爆発では、弾道を描いて飛散する大きな噴石が最大で火口中心から南東方向に約900mまで達しました。噴火に伴う噴煙は火口縁上1300mまで上がりました。 諏訪之瀬島では、御岳火口中心から1km付近まで噴石を飛散させる噴火が発生していますので、今後の火山活動に関する情報に注意してください。
御岳火口中心から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、16日(木)10時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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