2022年8月31日 16:00発表
火山の状況に関する解説情報 第074号
福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、28日21時51分の爆発で、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口中心から約800mまで達しました。その後の大きな噴石の飛散は火口中心から最大で約200mでした。 爆発は29日から本日(31日)の15時まで、昨日(30日)に発生した1回のみで、増加傾向はみられません。 昨日から本日の15時まで、噴煙は雲のため不明です。また、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。 諏訪之瀬島では、長期にわたって噴火活動が続いています。 今後も御岳火口中心から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。
御岳火口中心から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
今回の火山活動の状況の変化に伴い発表していた一連の火山の状況に関する解説情報(臨時)の発表はこれで終了します。 次の火山の状況に関する解説情報は、9月5日(月)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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