2022年8月13日 16:00発表
火山の状況に関する解説情報 第067号
福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、爆発が8月2日から7日にかけて増加しました。しかし、8日以降は減少しており、昨日(12日)から本日(13日)15時までは発生していません。 また、11日04時16分の噴火後は、御岳火口中心から1km付近まで噴石が飛散する噴火は発生していません。 昨日から本日にかけて、噴火に伴う噴煙は最高で火口縁上1500mまで上がりました。また、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。 御岳火口では、長期にわたって噴火活動が続いています。 今後も御岳火口中心から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。
御岳火口中心から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
今回の火山活動の状況の変化に伴い発表していた一連の火山の状況に関する解説情報(臨時)の発表はこれで終了します。 次の火山の状況に関する解説情報は、15日(月)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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