2021年10月26日 14:05発表
火山の状況に関する解説情報 第079号
福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、本日(26日)13時17分の爆発に伴い、弾道を描いて飛散する大きな噴石が、火口中心から南方向に約1900mまで達しました。また、噴煙は火口縁上3300mまで上がり、南方向に流れました。 ナベタオ観測点の傾斜計では、わずかな西下がりの変化は停滞しています。 諏訪之瀬島では、噴火活動が活発となっており、今後も爆発が発生し、火口から概ね2kmの範囲に大きな噴石が達する可能性があります。
御岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、29日(金)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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