2021年8月28日 16:00発表
火山の状況に関する解説情報 第062号
福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、活発な噴火活動が続いており、本日(28日)12時31分に発生した噴火では、噴煙が火口縁上4800mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は、山上付近が雲に覆われていたため不明です。 その後、噴煙の状況は、山上付近が雲に覆われているため不明ですが、15時現在も噴火は継続しているもようです。 御岳火口では、長期にわたって活発な噴火活動が続いています。 今後も御岳火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。
御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、9月3日(金)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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