2021年6月23日 1:45発表
火山の状況に関する解説情報 第043号
福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続> 諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、21日22時54分と本日(23日)00時04分の爆発に伴い、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から1km近くまで飛散しました。
諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、活発な噴火活動が続いています。 21日22時54分の爆発では、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から北西方向に約900m飛散しました。また、本日(23日)00時04分の爆発でも南東方向に約900m飛散しました。 諏訪之瀬島では20日から爆発が増加しています。20日は9回、21日は10回、22日は15回、本日(23日)は01時までに2回(速報値)発生しています。 諏訪之瀬島では、今後も爆発が発生し、火口から概ね2kmの範囲に大きな噴石が達する可能性があります。 23日00時15分に発表した噴火警報の噴火の発生時刻を00時03分から00時04分に訂正します。
御岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、23日(水)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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