2021年6月22日 16:00発表
火山の状況に関する解説情報 第042号
福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、昨日(21日)22時54分の爆発に伴い、弾道を描いて飛散する大きな噴石が最大で火口から北西方向に約900mまで達しました。
諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、噴火活動が活発となっています。 昨日(21日)22時54分の爆発では、弾道を描いて飛散する大きな噴石が最大で火口から北西方向に約900mまで達しました。その後、本日(22日)15時までに爆発が14回(速報値)発生し、噴煙が最高で火口縁上1200mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は観測されていません。 十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、同火口から南南西約4kmの集落で、鳴動が確認されています。 諏訪之瀬島では、火山活動が高まった状態となっているため、今後の火山情報に注意してください。
御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、23日(水)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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