2021年4月2日 16:00発表
火山の状況に関する解説情報 第026号
福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、3月30日から爆発が増加していましたが、次第に減少しています。爆発は、30日から31日にかけて41回、昨日(4月1日)は2回、本日(2日)は15時までに1回(速報値)発生しました。 1日15時以降、噴火に伴う噴煙は雲のため不明です。弾道を描いて飛散する大きな噴石は観測されませんでした。 傾斜計による地殻変動データに、大きな変化はみられていません。 諏訪之瀬島では今後も爆発が発生し、火口から概ね2kmの範囲に大きな噴石が達する可能性があります。
御岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、3日(土)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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