2021年4月1日 16:00発表
火山の状況に関する解説情報 第025号
福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
諏訪之瀬島の御岳火口では、3月30日から爆発が増加しており、30日は19回、昨日(31日)は22回発生しました。本日(4月1日)は15時までに1回(速報値)発生しています。 31日15時以降、噴火に伴う噴煙が最高で火口縁上1400mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で火口から約500mまで達しました。 十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、同火口から南南西4kmの集落で時々鳴動が確認されています。 諏訪之瀬島では今後も爆発が発生し、火口から概ね2kmの範囲に大きな噴石が達する可能性があります。
御岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、2日(金)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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