2021年3月8日 16:00発表
火山の状況に関する解説情報 第018号
福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、2日から爆発が増加していましたが、次第に減少しています。爆発の発生回数は、昨日(7日)3回、本日(8日)15時までは0回となっています。 2日から本日15時までの爆発の発生回数は140回(速報値)となっています。 同火口では、6日03時17分に発生した爆発により、弾道を描いて飛散する大きな噴石が最大で火口から約900mまで達しました。その後、大きな噴石が飛散した距離は最大で火口から約400mとなっています。 今後も諏訪之瀬島では、御岳火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。
御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
今回の火山活動の状況の変化に伴い発表していた一連の火山の状況に関する解説情報(臨時)の発表はこれで終了します。 次の火山の状況に関する解説情報は、12日(金)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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