口永良部島の火山情報

2020年1月26日 15:00発表

火山の状況に関する解説情報 第010号

福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台

火山名 口永良部島 火山の状況に関する解説情報

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
口永良部島では、昨日(25日)17時頃から火山性地震が増加しています。
新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

火山の活動状況など

 口永良部島では、昨日17時頃から火山性地震が増加し、昨日は65回、本日(26日)14時までに71回発生しています。火山性地震が1日あたり50回を超えたのは、2019年1月17日以来です。
 
 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり1000トンを超えるなど多い状態で経過していましたが、昨日は1日あたり200トンと減少しました。
 
 口永良部島の新岳火口では、24日にごく小規模な噴火が発生した以降、噴火は発生していません。
 
 1月24日からの火山性地震、火山性微動の発生回数と火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。いずれも速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
               火山性地震 火山性微動  火山ガス
                           (二酸化硫黄)
 1月24日            5回    1回  800トン
   25日           65回    0回  200トン
   26日00時から14時まで 71回    0回   -
 
 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁の観測によるものです。天候不良や観測条件が悪いなど観測値が得られなかった日は「-」としています。
 
 火山性地震が多い状態となり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が増減しており、火山活動に変化が認められます。これらのことから、2018年12月から2019年1月に発生したような、大きな噴石や火砕流を伴う噴火の可能性がありますので、今後の火山情報に留意してください。

防災上の注意事項など

新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

次回の発表予定

次の火山の状況に関する解説情報は、27日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

口永良部島の過去の火山情報