口永良部島の火山情報

2019年6月14日 16:00発表

火山の状況に関する解説情報 第064号

福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台

火山名 口永良部島 火山の状況に関する解説情報

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
6月10日から6月14日15時までの口永良部島の活動状況をお知らせします。

火山の活動状況など

 口永良部島では、2月3日以降、噴火は観測されていません。

 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が、やや多い状態で経過しています。火山性地震は少ない状態で経過しています。
 
 新岳火口では、6月10日から本日(14日)15時までの期間、白色の噴煙が最高で火口縁上900mまで上がりました。
 
 6月10日からの火山性地震、火山性微動の発生回数と火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。いずれも速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動  火山ガス
                        (二酸化硫黄)
  6月10日        4回    0回    -  
    11日        2回    0回      ー
    12日        0回    0回   300トン 
    13日        0回    0回    -  
    14日15時まで   0回    0回     ー 

 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁の観測によるものです。天候不良や観測条件が悪いなど観測値が得られなかった日は「-」としています。
 
 GNSS連続観測では、島内の長い基線において、2016年1月頃から緩やかな縮みの傾向が続いていましたが、2018年7月頃から停滞しています。
 
 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、現在も1日あたり100から300トンとやや多い状態が続いていますので、引き続き小規模な噴火の可能性があります。

防災上の注意事項など

新岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
また、新岳火口から西側の概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

次回の発表予定

次の火山の状況に関する解説情報は、17日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

口永良部島の過去の火山情報

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