2022年7月24日 21:35発表
火山の状況に関する解説情報 第064号
福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
桜島の南岳山頂火口で、本日(24日)20時05分に爆発が発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から約2.5kmまで達しました。 同火口から大きな噴石が2kmを超えて飛散したのは、2020年6月4日以来です。 この噴火に伴い、ごく少量以上の噴煙が火口縁上300mまで上がり、雲に入りました。 桜島の火山活動は非常に活発化しています。南岳山頂火口及び昭和火口から概ね3km以内の居住地域(鹿児島市有村町及び古里町の一部)では、大きな噴石に厳重な警戒(避難等の対応)をしてください。 なお、明日(25日)気象庁機動調査班(JMA-MOT)が現地調査を実施する予定です。
南岳山頂火口及び昭和火口から概ね3km以内の居住地域(鹿児島市有村町及び古里町の一部)では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に厳重な警戒(避難等の対応)をしてください。 また、概ね2kmの範囲では火砕流に警戒をしてください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。 なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、25日(月)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します
(C)日本気象協会