桜島の火山情報

2018年5月21日 16:00発表

火山の状況に関する解説情報 第039号

福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台

火山名 桜島 火山の状況に関する解説情報

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
5月18日から5月21日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。昭和火口及び南岳山頂火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う爆発的噴火が引き続き発生するおそれがあります。

火山の活動状況など

 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、噴火が10回発生し、このうち9回が爆発的噴火でした。噴煙は最高で火口縁上1900mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で6合目(南岳山頂火口より800から1100m)まで達しました。また同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。
 
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 20日および21日には鹿児島地方気象台でかすかに感じる程度の臭気が認められました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しました。また、火山性微動が断続的に発生しました。
 
 5月18日からの火山性地震、火山性微動、爆発的噴火の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動 爆発的噴火
  5月18日       27回    1回    1回
    19日       43回    3回    1回
    20日       36回    3回    5回
    21日15時まで  23回    0回    2回
 
 姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給が継続しています。桜島では、今後も南岳山頂火口を中心に、噴火活動が継続すると考えられます。

防災上の注意事項など

昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

次回の発表予定

次の火山の状況に関する解説情報は、25日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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