桜島の火山情報

2018年9月21日 16:00発表

火山の状況に関する解説情報 第075号

福岡管区気象台/福岡管区気象台 鹿児島地方気象台

火山名 桜島 火山の状況に関する解説情報

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
9月18日から9月21日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

火山の活動状況など

 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、噴火が4回発生し、このうち2回が爆発的噴火でした。噴煙が最高で火口縁上1600mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が最大で7合目(南岳山頂火口より600mから900m)まで達しました。同火口では高感度の監視カメラで夜間に火映を時々観測しました。
 
 19日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり2200トン(前回9月5日、1500トン)と多い状態でした。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。継続時間の短い火山性微動が発生しました。
 
 9月18日からの火山性地震、火山性微動、爆発的噴火の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動 爆発的噴火
  9月18日        8回    0回    0回
    19日        5回    0回    1回
    20日       17回    3回    0回
    21日15時まで  15回    4回    1回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは2018年3月頃から停滞しているものの、長期的に地下深部へのマグマの供給は継続していると考えられます。
 
 桜島では、今後も南岳山頂火口を中心に、噴火活動が継続すると考えられます。

防災上の注意事項など

南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

次回の発表予定

次の火山の状況に関する解説情報は、25日(火)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

桜島の過去の火山情報

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