2023年1月9日 16:00発表
火山の状況に関する解説情報 第008号
福岡管区気象台
阿蘇山では、昨年(2022年)12月28日から火山性微動の振幅がやや大きな状態で推移していましたが、昨日(8日)以降概ね小さな状態で推移しています。中岳西山腹観測点南北動成分の1分間平均振幅は、6日から7日にかけては1.2マイクロメートル毎秒程度で推移していましたが、昨日以降は1.0マイクロメートル毎秒程度で推移しています。 地殻変動や表面活動に特段の変化はなく、火山活動の活発化は認められません。
火口内では、土砂や火山灰が噴出する可能性があります。 また、火口付近では火山ガスに注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
今回の火山活動の状況の変化に伴い発表していた一連の火山の状況に関する解説情報の発表はこれで終了します。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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