2023年1月6日 16:05発表
火山の状況に関する解説情報 第006号
福岡管区気象台
阿蘇山では、昨年(2022年)12月28日から火山性微動の振幅がやや大きな状態で推移していました。中岳西山腹観測点南北動成分の1分間平均振幅は、昨日(5日)12時頃まで1.5マイクロメートル毎秒程度で推移していましたが、その後は1.2マイクロメートル毎秒前後と小さくなりました。 火山ガスの1日あたりの放出量は、昨年12月からやや多い状態で経過していますが、火山性微動の振幅はこれまでより減少した状態で推移しており、火山活動の更なる活発化は認められません。
火口内では、土砂や火山灰が噴出する可能性があります。 また、火口付近では火山ガスに注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
今回の火山活動の状況の変化に伴い発表していた一連の火山の状況に関する解説情報(臨時)の発表はこれで終了します。 次の火山の状況に関する解説情報は、9日(月)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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