2022年12月15日 16:00発表
火山の状況に関する解説情報 第026号
福岡管区気象台
火山性微動の振幅は、小さな状態で推移していましたが、本日(15日)05時頃から、中岳西山腹観測点南北動成分の1分間平均振幅が、時々1.2マイクロメートル毎秒を超えやや大きくなっています。 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、12月に実施した現地調査では1日あたり900から1300トンとやや多い状態となっています。 噴煙等の表面現象及び地殻変動には、特段の変化は認められていません。 火山活動がやや高まっている可能性がありますので、今後の火山情報等に留意してください。
火口内では、土砂や火山灰が噴出する可能性があります。 また、火口付近では火山ガスに注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、16日(金)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します
(C)日本気象協会