2022年2月24日 10:10発表
火山の状況に関する解説情報 第009号
福岡管区気象台
阿蘇山では、本日(24日)05時頃から火山性微動の振幅が大きくなっており、09時過ぎからはさらに大きくなりました。振幅は中岳西山腹観測点南北動の1分間平均振幅で一時的に15マイクロメートル毎秒を超え、09時40分過ぎからは急激に小さくなるなど変動を繰り返しています。 阿蘇山では火山活動がさらに高まっていることから、本日(24日)09時45分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。 中岳第一火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
中岳第一火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。 また、火山ガスに注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、24日(木)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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