2022年2月24日 7:05発表
火山の状況に関する解説情報 第008号
福岡管区気象台
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 阿蘇山では、本日(24日)05時頃から火山性微動の振幅が大きくなってきており、火山活動が高まっています。火山性微動の振幅が更に大きくなった場合は、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げる可能性があります。
阿蘇山では、本日(24日)05時頃から火山性微動の振幅が大きくなり、中岳西山腹観測点南北動の1分間平均振幅で一時的に8マイクロメートル毎秒を超え、07時現在も大きな状態で推移しています。 火山性微動の振幅が大きくなっていますので、今後の情報に留意してください。
中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。 また、火山ガスに注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、24日(木)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します
(C)日本気象協会