阿蘇山の火山情報

2021年10月13日 17:25発表

火山の状況に関する解説情報 第017号

福岡管区気象台

火山名 阿蘇山 火山の状況に関する解説情報

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
阿蘇山では、本日(13日)15時30分頃から火山性微動の振幅が次第に大きくなっており、その後も大きい状態が続いています。

火山の活動状況など

 阿蘇山では、本日(13日)15時30分頃から火山性微動の振幅が次第に大きくなり、15時44分頃からは中岳西山腹観測点南北動の1分間平均振幅が2.5マイクロメートル毎秒を超えました。その後も、振幅は2.5マイクロメートル毎秒程度の大きい状態が続いています。
 孤立型微動は昨日(12日)から多い状態となっています。
 
 中岳第一火口では、噴火は観測されていません。
 白色の噴煙が、本日は最高で1400mまで上がっています。
 
 傾斜計には、火山活動に伴う特段の変化はみられていません。
 
 GNSS連続観測では、深部にマグマだまりがあると考えられている草千里を挟む基線において、2020年7月頃からわずかな縮みの傾向がみられており、深部のマグマだまりへのマグマの蓄積は進行していないものと考えられます。
 
 火山活動が高まっていますので、中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。

防災上の注意事項など

中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

次回の発表予定

次の火山の状況に関する解説情報は、14日(木)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

阿蘇山の過去の火山情報