阿蘇山の火山情報

2019年6月14日 16:00発表

火山の状況に関する解説情報 第070号

福岡管区気象台

火山名 阿蘇山 火山の状況に関する解説情報

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
中岳第一火口では、小規模な噴火の可能性があります。中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

火山の活動状況など

 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、11日に実施した現地調査で1日あたり2000トンと多い状態が続いています。阿蘇火山博物館提供の高感度の火口カメラによると、火口底で赤熱現象がみられるなど、中岳第一火口では、熱活動の高まった状態が続いています。
 
 火山性微動の平均振幅は小さな状態で経過しているものの、孤立型微動及び火山性地震は多く、時々、振幅がやや大きい地震も発生しています。
 
 GNSS連続観測では、深部にマグマだまりがあると考えられている草千里を挟む基線で、わずかな伸びの傾向が続いています。
 
 以上のように、火山活動の高まった状態が続いています。引き続き、中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。

防災上の注意事項など

中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

次回の発表予定

次の火山の状況に関する解説情報は、17日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

阿蘇山の過去の火山情報

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