2019年2月15日 16:00発表
火山の状況に関する解説情報 第013号
気象庁本庁/気象庁地震火山部
湯釜付近の傾斜計では、2018年10月はじめ頃から、湯釜付近浅部の膨張の可能性を示す変化が継続しています。 湯釜付近を震源とする火山性地震は、やや少ない状態で経過しています。 2月11日以降の、湯釜付近の火山性地震の発生回数(速報値含む)は以下のとおりです。 火山性地震 2月 11日 3回 12日 0回 13日 3回 14日 0回 15日(15時まで) 0回 白根山(湯釜付近)では火山活動が高まっていると考えられ、今後、湯釜火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
湯釜火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、18日(月)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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