2021年3月22日 16:00発表
火山の状況に関する解説情報 第012号
気象庁本庁/気象庁
浅間山では、3月15日頃からわずかな傾斜変動が認められており、一昨日(20日)からは山体浅部を震源とする火山性地震が増加しています。また、本日(22日)実施した火山ガス観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり800トンと前回(2月25日、200トン)に比べ、増加しています。 火山活動がさらに活発化する可能性がありますので、今後の火山活動の推移に注意してください。 なお、火山性地震の回数は、20日は36回、21日は68回、本日(22日)15時までは46回(速報値)です。
火口から500mの範囲に影響を及ぼす程度のごく小規模な噴火の可能性がありますので、地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。 突発的な火山灰噴出や火山ガス等に注意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、23日(火)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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