2020年10月2日 8:45発表
火山の状況に関する解説情報 第050号
気象庁本庁/気象庁
浅間山では山体浅部を震源とする火山性地震が、本日(2日)00時頃から04時頃にかけて急増しました。その後減少していますが、引き続き増減を繰り返しながら、本日08時までに197回(速報値)発生しています。発生している火山性地震は、ほとんどが低周波地震(BL型)です。 この火山性地震増加に伴う、傾斜計データおよび噴煙の状況に変化は認められません。 浅間山では火山活動が高まっており、今後、山頂火口から概ね2km以内に影響を及ぼす小噴火が発生する可能性があります。
山頂火口から概ね2kmの範囲では、引き続き弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します
(C)日本気象協会