2019年8月9日 9:00発表
火山の状況に関する解説情報 第005号
気象庁本庁/気象庁地震火山部
浅間山では、7日22時08分の噴火以降、新たな噴火は発生していません。昨日(8日)の噴煙の状況は、白色の噴煙が火口縁上概ね700メートル以下で推移しています。 地震活動の顕著な活発化は認められていません。7日の噴火以降、増加した火山性地震は、本日は少ない状態となっています。 新たなマグマ上昇を示す地殻変動は観測されていません。 小規模な噴火が発生し、火山活動が高まっていることから当面の間、居住地域の近くまで影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
火口から概ね4kmの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が流されて降るため注意してください。 噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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