草津白根山の火山情報

2017年5月19日 16:00発表

火山の状況に関する解説情報 第020号

気象庁本庁/気象庁地震火山部

火山名 草津白根山 火山の状況に関する解説情報

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
5月12日から5月19日15時までの草津白根山の活動状況をお知らせ
します。

火山の活動状況など

 火山活動はやや活発な状態で経過しています。
 東京工業大学によると、2014年以降、湯釜湖水は、高温の火山ガスに由来する成分の濃度上昇が続き、火山活動が活発な状態であることを示していましたが、2016年半ばには、濃度の上昇傾向は止まり、2017年に入って、減少傾向がみられ始めています。
 監視カメラによる観測では、引き続き湯釜北側噴気地帯や湯釜火口内の状況に特段の変化は認められません。
 全磁力観測によると、2014年5月以降の湯釜近傍地下の温度上昇を示唆する変化は、2014年7月には停滞していましたが、2016年夏頃から温度低下を示唆する変化に転じています。

 火山性地震は少なく、地殻変動観測に特段の変化は認められません。

 火山性地震の発生回数(速報値を含む)は以下のとおりです。
             火山性地震
  5月 12日         0回
     13日         0回
     14日         2回
     15日         1回
     16日         1回
     17日         0回
     18日         0回
     19日(15時まで)  0回

防災上の注意事項など

湯釜火口から概ね1キロメートルの範囲では、小規模な噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
また、ところどころで火山ガスの噴出が見られます。
周辺のくぼ地や谷地形などでは高濃度の火山ガスが滞留する事がありますので、注意してください。

次回の発表予定

次の火山の状況に関する解説情報は、26日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

草津白根山の過去の火山情報