ゆきのけっしょう【雪の結晶】

水蒸気を含んだ空気が上昇して、温度が非常に低くなると水蒸気は昇華して小さな氷の結晶(氷晶)となる。この氷晶の表面に、昇華してできた氷晶が次々と付着し、やがて大きな氷の結晶となったものである。結晶の形状は、上空の大気の温度と湿度で決まり、その形状は六角形を基本とし、柱状や板状のもの、あるいはそれらが組み合わさったものがある。結晶が柱状になるか板状になるかは温度により決まり、湿度が高いほど結晶は樹木の枝ような形になる。故中谷宇吉郎博士の「雪は天からの手紙」というのは有名な言葉である。