くものぶんるい【雲の分類】

くものぶんるい【雲の分類】

雲は、おもにできる高さや形状によって10種類にわけることができ、これを十種雲形という。雲を高さで分類すると、「上層雲」「中層雲」「下層雲」に分けられる。「上層雲」は地上から5〜13km、「中層雲」は2〜7km、「下層雲」は2km以下となっており、雲の高さは季節や緯度によって異なる。一方、雲を形で分類すると、綿のかたまりのような雲は「積雲」、羽のようにうすく白いすじ状の雲は「巻雲」、水平に広がっている雲は「層雲」と大きく3種類に分けられる。

十種雲形はこれらに基づき分類していて、以下のとおりである。上層雲:巻雲 巻積雲 巻層雲、中層雲:高積雲 高層雲、下層雲:層積雲 層雲 乱層雲その他、雲が垂直にのびた形状の 積雲、積乱雲がある。