発達した積乱雲の上と下で電気が蓄積され、一定以上になると空気の絶縁を破って、雲と雲の間や雲と地面の間で放電が起こる現象。「雷鳴」は放電したところが瞬間的に熱せられ、空気が急激に膨張して振動するために起こる。雷をもたらす積乱雲は、夏の内陸部や冬の日本海側、寒冷前線通過時にみられる。なお、空気中では音は1秒間に331mの速度で進むことから、雷がピカっと光り、ゴロゴロと鳴るまでの秒に331mをかければ、雷までの距離を知ることができる。
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