雲は高さや形から10種類に分類されます。
「今日の空にはどんな雲があるかな?」 雲の特徴をチェックして、10種雲形をさがしてみよう!
<水平に広がった雲>
地上から5000m~13000mの最も高いところにできる雲。
巻雲(けんうん)、巻積雲(けんせきうん)、巻層雲(けんそううん)が上層雲に分類されます。
巻雲-けんうん
羽毛のようにカールした形、すじ雲ともよばれています。
数ある雲のうち、最も高いところに現れ、秋から冬に多く見られます。
巻積雲-けんせきうん
高いところに小さな雲のかたまりが密集している雲。
高積雲とまぎらわしいですが、もっと高いところにあり、雲のかたまりが小さいのが特徴です。
秋によく見られる、「いわし雲」、「さば雲」、「うろこ雲」はこの巻積雲です。
巻層雲-けんそううん
空の高いところにうすく一面にあらわれる雲です。
小さな氷の粒からできている雲で、この雲があると、太陽や月の周りを取り巻くように「日のカサ」や「月のカサ」が見えることがあります。
写真ではうすく白いベールのように見える部分が「巻層雲」です。
ビルの横にうっすらと「日のカサ」も見えます。
天気がいい日に、「巻雲」、「巻積雲」などが姿を見せ、西の空に「巻層雲」があらわれると、天気は下り坂。
天気予報ができる前から、「雨のきざし」として知られていました。
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