おしえて気象予報士さん

おしえて気象予報士さん

わたしたちの生活に欠かせない情報の一つである天気の疑問に2人の気象予報士が答えるコラム。(2008年4月終了)

お天気と歴史

2008年03月26日

今回は気象業務の歴史について「かさぶた」さんの質問を太田さんにうかがいました!
当たり前にあると思っている天気予報ですが、その歴史はどんなものなのでしょう。

Q

気象データで一番古いものってどういうものですか?

A

気象庁HPで見ることができる最古の観測データは、函館の1873(明治6)年1月の月平均データになります。

goo天気編集部:何故、一番古いデータが函館なのですか?

日本で最初の測候所が函館にあり(気象台函館海洋気象台の前身である『函館気候測量所』)、そこで気象観測をはじめたから。
観測は1872(明治5)年から開始していますが、気象庁HPでは翌1873(明治6)年1月のデータから閲覧することができます。

順位 地点
1 函館 1872(明治5)年
2 東京 1875(明治8)年
3 札幌 1876(明治9)年
4 長崎 1878(明治11)年
5 広島 1879(明治12)年

参考:函館海洋気象代HP

Q

江戸時代や原始時代の気象データはわからないのですか?

A

明治以前、気象庁はありませんでしたが、気象観測を行なっていたところはありました。
ただし、観測方法は今とは異なります。

goo天気編集部:やっぱり観測はされていたのですねー

代表的なものでは、1838(天保9)年から1855(安政元)年までの間、江戸の天文台で観測した記録、『霊憲侯簿』が完成度の高いデータといわれています。(HPでは閲覧できません)。観測場所は小石川、浅草蔵前、九段坂と、時代ごとで異なったそうです。

goo天気編集部:『霊憲侯簿』・・・。初耳です!

なお、原始時代の気象データはありませんが、氷床コア、花粉、土壌などの分析、木の年輪分析などから温暖だったか、寒冷だったかの「気候」は推定できるようになっています。

goo天気編集部:そうですよね。原始時代のデータがあったら驚きです(笑)

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