おしえて気象予報士さん

おしえて気象予報士さん

わたしたちの生活に欠かせない情報の一つである天気の疑問に2人の気象予報士が答えるコラム。(2008年4月終了)

地球温暖化と桜の開花

2008年03月19日

前回に引き続き岩谷さんに「桜」についてお伺いしてます。

Q

地球温暖化って桜の開花時期にも影響しているのですか?だとしたら、どのように変化してるのでしょう?

A

地球温暖化によって、日本の年平均気温は100年間に約1度上昇しました。
春の気温も高く、桜は早く咲くようになりました。
気象庁によると、過去50年間で桜の開花日は全国平均で4日間ほど早まっているそうです。

goo天気編集部:100年間に1度上がると聞いてもあまりピンとこないのですが、50年で開花が4日早まるという方がなんだか現実的。本当にあったかくなってしまってるのですね。

東京の場合は都市化の影響(ビルやアスファルトが蓄熱したり、人間活動による廃熱などの影響)もあり、過去100年間で気温は約3度上昇し、桜の開花も1970年頃に比べると、6日ほど早まっています。

goo天気編集部:6日ですか!!

また、桜は気温が高いほど早く咲くとは限りません。
冬の寒さも重要で、冬が暖かすぎると開花が遅れることもあるのです。

goo天気編集部:そうなんですか。てっきり暖かければ暖かいほど早まるのかと思っていました。

ええ。近年では九州の桜前線が南下する現象がみられました。
冬の気温がさらに高いと、満開にならない現象もあり、種子島や八丈島では過去に開花した後、満開の発表がないという年もありました。

goo天気編集部:一番の見頃がないのは寂しいです・・・。

そうですよね。桜一つ取っても、気温が高くなる影響の大きさがわかると思います。

goo天気編集部:やはり地球温暖化の問題は影響範囲がとても広いのですね。どんなことが関係するのか一般の私たちはなかなか知る機会が少ないので、是非これからも教えてください~。