おしえて気象予報士さん

おしえて気象予報士さん

わたしたちの生活に欠かせない情報の一つである天気の疑問に2人の気象予報士が答えるコラム。(2008年4月終了)

花粉症についておしえて!

2008年03月05日

先週まで余裕だとたかを括っていましたが、本格的に鼻がムズムズしてきました・・・。
今回も前回にひきつづき太田さんに花粉とお天気のお話を聞いています。

Q

花粉症って現代病???いつごろから流行っていたの?昔の人もなっていたの?

A

スギではありませんがイネ科の植物でいうと、古くは十九世紀初め頃、牧草を扱うイギリスの農民たちの一部に、鼻からのどにかけての症状(くしゃみ、鼻水、鼻詰まりと涙の止まらなくなるなど)が出る人がいて、それを当時は「枯草熱」と呼んでいたそうです。

goo天気編集部:スギ花粉症はいつごろからなのですか?

日本でスギ花粉症が発見されたのは、1963年栃木県の日光市でのこと。
もちろん、その前から症状を訴える人はいたそうです。その後スギ花粉症の患者さんが年々増加し、現在に至ります。

goo天気編集部:1960年代ならそんなに昔ではないですよね。今ではスギが多いイメージがあるのですが、なんで増えたのでしょう?

スギ花粉が増えた理由としては、戦前や戦中に乱伐された森林を補うために大量に植林されたスギが成長し、60年代ごろから徐々に盛んに花をつけるようになったから。
しかし、これらのスギは、土砂崩れを防ぐ砂防や治水という役割を果たしている一面もあるそうです。

goo天気編集部:なるほど!

Q

あったかい日は上昇気流になって、花粉が舞い上がりやすいらしいですが、なんであったかい日は上昇なのですか?空気が軽いから?水分がないから?

A

空気だけでなく、気体全般に共通なんですが、気体は温度が高くなると体積が大きくなり、その分、密度が小さくなります。

ビニール袋に空気を入れてあたためると、袋がピーンと膨張しますが、まさにそれです。
つまり、太陽熱で暖められた空気はまわりより密度が小さいので軽くなり、上に行きます。
それが上昇気流のもと。

goo天気編集部:ほほー。それで軽くなって花粉が舞い上がるのですね。

ちなみに同じ温度と体積で比較すると、水分を含んだ空気って、実は乾燥した空気よりも軽いんですよ。(空気も水蒸気も「酸素」という元素を含みますが、さらに空気は「窒素」を含み、水蒸気は一番軽い元素である「水素」を含みます。なので、水蒸気を含んでいるほうが軽くなるのです。)

goo天気編集部:えっ!水っぽいほうが重いものだと思っていました!

「備えあれば憂いなし」ということで、オフィスに常備されているマスクをつけてみました。
マスクが大きい...

goo天気編集部:ほんと大きいですー・・・。

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