おしえて気象予報士さん

おしえて気象予報士さん

わたしたちの生活に欠かせない情報の一つである天気の疑問に2人の気象予報士が答えるコラム。(2008年4月終了)

改正気象業務法???

2008年02月13日

今回は「干し梅」さんの質問に気象予報士の岩谷さんにお答えいただきました。
毎日見る天気予報の法律が変更したそうです。私たちにどのような影響があるのか勉強しましょう。

Q

「改正気象業務法が成立」というニュースを見ましたが、実際にわたしたちになにかいい事あるんですか?

A

2007年の気象業務法の改正で大きく変わったのは、予報・警報の対象に地震動および火山現象が追加されたことです。

「えっ、地震予知が出来るの?」と思われる方もいるかもしれませんが、そうではありません。

地震動の予報とは地震発生そのものの予測ではなく、地震が発生したあとの強い揺れを予測するものなのです。

地震の波の伝わり方の特性を利用して、震源地から早い速度で伝わる小さな波(P波・初期微動)を捕らえ、大きな揺れ(S波・地震動)を、数秒から十数秒前に予測するというものです。

最近、テレビなどでも報道されている「緊急地震速報」ですね。

goo天気編集部:あ~。これはテレビでよく聞きます~。あれがこのことだったのですか・・・。

警報(正式には「地震動警報」)は最大震度5弱以上が予想されたとき、予報(正式には「地震動予報」)は最大震度3以上またはマグニチュード3.5以上のときにそれぞれ発表されます。

5秒前、10秒前でも大きな揺れが来ることがわかったら、テーブルの下に入ったり、塀などから離れるなどして、身の安全を確保できる可能性があります。

goo天気編集部:確かにそうですね。とっさに何かしらできそうです。

もうひとつの火山の予報についてですが、気象庁はこれまで火山情報という形で、火山活動度レベルを発表してきました。
しかし、これは火山自体の活動状態であって、避難する判断基準となる「警報」とは違うものだったのです。

観測網の充実、予測技術の発展によって、2007年12月1日からは16の火山について「噴火警戒レベル」を導入し、入山規制や避難の判断基準となる、予報・警報を発表するようになりました。

レベルは1から5までで、「避難」「避難準備」「入山規制」「火口周辺規制」「平常」の5段階に区分けされています。

goo天気編集部:これはわかりやすいです!

2008年2月6日現在、鹿児島県の桜島に「火口周辺警報(レベル3)」が発表になっています。
これは2月3日に爆発的噴火があったためです。

goo天気編集部:「入山規制」ですね。本日(2月12日)もレベル3が継続されているようなので心配です。

最新の情報は気象庁のページをご覧下さい。
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/volcano.html

goo天気編集部:今回は勉強になりました。ありがとうございました!

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