うりょうけい【雨量計】

雨の量を正しくはかるために用いる測器。「貯水型指示雨量計」と「転倒ます型雨量計」が代表的である。貯水型指示雨量計では、直径20cmの円筒の中に「貯水ビン」と「受水器」がセットしてあり、上から入った雨はすべてこのビンの中にたまる仕組みになっている。貯水ビンにたまった雨を「雨量ます」に入れかえ、目盛り(mm)を読むとその値が雨量となる。一方、転倒ます型雨量計は雨量計内の漏斗(じょうご)の下に0.5mmまたは1.0mmの雨がたまると転倒する「ます」があり、「ます」が転倒するたびに電気信号を送り、この回数から雨量を測定する。雨量計を設置する場合、雨が地面ではね返って雨量計に入るのを防ぐため、まわりには芝を植える。